オーガニック料理って、身体に良さそうだけど、何から勉強したらいいか分からない!
オーガニック料理を美味しく作るコツってあるの?
なんて、お困りではないですか?
簡単に始められるけれど、意外と奥深いオーガニックの世界。
まずはオーガニックの基本や調理法から、おススメの関連資格までご紹介しちゃいます!
そもそもオーガニックってなに?
日本で言う「オーガニック」とは、「有機」や「有機栽培」のことです。
農産物や農産加工品を「有機」や「オーガニック」として販売するためには、農林水産省の定める、「有機JAS認定」を取得しなければなりません。
つまり、オーガニック食品とは、厳しいいくつもの条件をクリアしている、「政府のお墨付きがある商品」ということです。オーガニック食品を選ぶ際には、有機JASマークが付いているものを選びましょう。
オーガニック食材の選び方
オーガニックが安全で健康に良いことは分かったけれど、一般の物に比べると、2〜3割は高いのが悩みの種。毎日のこととなると続けるのは大変ですよね。
まずオーガニック初心者さんにおススメしたいのは、
“食材によって買い分けること!”
実は、残留農薬の側面から見て、オーガニックにした方が良い食材と、オーガニックにしなくてもいい食材があるんです。
例えば、
【オーガニックにした方が良い食材】
・牛乳
・皮の無い野菜・葉野菜
・玄米や全粒粉など殻つきのまま食べるもの
【オーガニックでなくてもいい食材】
・卵
・香辛料
・皮の厚い野菜、果物
基本的に、皮をむいてしまうものは「オーガニックでなくてもいい食品」です。
例えば皮を剥いて洗ってしまう根菜類は一般野菜から買って、葉野菜はオーガニックを買う。もともと根菜類は、土の中で育つので、農薬が直接残っていることは少ないとも言われています。
そんな風に選べば、農薬の心配もなくなりますよね。
ちなみに私の場合、皮ごと食べたい人参やりんごなどは、オーガニックの物を買うようにしています。
皮と身の間が栄養の宝庫ですし、何よりそのまま食べたほうが美味しいですからね!
また、キャベツや玉ねぎなどは、ちょっと勿体なくても、一番上の葉を取り除くようにするといいですよ。
美味しく食べるコツ
オーガニック食品、特に有機野菜を美味しく食べるためには、それぞれの食材に会った調理法がありますが、ここではその調理の基本をご紹介します。
1.まずはしっかり洗う
良くある誤解ですが、オーガニック=無農薬ではありません。数十種類の農薬は使用が認められているのです。また、自然栽培のものでも土壌には色々な菌がついています。いくらオーガニックといっても、食べる前はまず良く洗いましょうね!
2.生で食べてみる
生で食べられる野菜であれば、まずはそのまま頂いてみましょう。農家さんが一生懸命作ったお野菜を、贅沢に味わう一番の方法です。野菜本来の味が分かると、どんな風に料理しようかな?と、イメージもわいてきますよ!
3.蒸す
蒸すことで、野菜の美味しさと栄養を逃さずに頂くことが出来ます。塩、ポン酢、バター等シンプルな味付けで食べるのがおススメ。蒸し野菜はとてもシンプルだけど、素材の味を生かす調理方法です。美味しい有機野菜が手に入ったら、蒸してみましょう!
オーガニックの資格
基本はおさえたけれど、もう少し踏み込んでオーガニック料理について勉強したい!そんな方は、オーガニック関連の資格取得を目指してみるのはいかがですか?
日本にはいくつかの資格がありますが、代表的なものをご紹介します。
- 「オーガニックアドバイザー」「
- オーガニックコーディネーター」
- 「マスターオーガニックコーディネーター」
(※参考URL: http://www.j-organic.org/kouza.htm)
日本オーガニック推進協議会主催。厚生労働省が認可している資格です。
基礎から上級まで目的とレベルに合わせた3種類あり、オーガニックの専門家を目指します。
・「オーガニックセラピスト」
国際オーガニックセラピー協会認定資格。
(http://www.organictherapy.org/)
オーガニックの衣食住について学び、初級・中級・上級と分かれています。基本的には通信講座で学びます。オーガニックフードだけ学びたい人には、「セーフティフード検定」もあります。
・「オーガニック料理ソムリエ」
一般社団法人日本オーガニックライフ協会認定資格。
(http://www.organicsommelier.org/)
オーガニックの正しい知識を身に付け、オーガニック料理の良さを伝えるスペシャリスト。食材の選び方や栄養、調理法について学びます。
目的やレベル、勉強方法など自分に合った資格で、オーガニックのプロフェッショナルを目指すのも良いかもしれませんね。
まとめ
1.オーガニック=有機のこと。厳しい審査を通過したJASのお墨付き。
2.まずはオーガニック食品にした方が良い食材から始めてみよう。
3.オーガニック食品はまずシンプルに食べてみるのが正解!
4.更にしっかり学びたい人には、各種資格もあり!
世の中の食の安全と健康への関心は高まるばかり。まずは身近なところから始めて、オーガニックに詳しくなっちゃいましょう!