あなたは「マクロビオテック」に、どんなイメージを持っていますか?
玄米採食で健康的?
肉が食べられない等、制限が多い食事法?
食材選びが難しくてハードルが高そう?
私もマクロビを勉強し始めたばかりの数年前は、「健康には良さそうだけど、もしかしてきまり事が多いストイックな食事法なのでは?」と難しく捉えていました。
でもマクロビって実は、本来とってもシンプルなものなんです!
今日はマクロビの基本と、調味料の選び方についてご紹介したいと思います。
一緒にゆる〜くマクロビ、始めませんか?
マクロビオテックとは?
マクロビオテックとは、簡単に言うと「玄米菜食」や「自然食」のことです。
穀物や野菜、海藻などを中心とした食事法を実践することで、健康な身体作りを目的としています。ハリウッドなどでも取り入れている有名人が多いことから、海外で人気が高まりました。
でも実は、マクロビオテックの考案者は日本人。日本の伝統食をベースとしているので、日本人にはとっても馴染みやすい食事法なんです!
マクロビの3つの理念とは?
マクロビには、「一物全体」「身土不二」「陰陽調和」という基本的な3つの理念があります。
1.「一物全体」
ひとつの食材を丸ごと食べる。
野菜なら皮や葉付きのもの、穀物なら無精製の玄米や全粒粉など、食品を丸ごと全て食べることで、バランスがとれるという考え方です。
2.「身土不二」
その土地で収穫された、季節ごとの食べ物を食べる。
生まれ育った環境に応じた、その土地の旬の物を食べることで、身体のバランスがとれるという考え方です。
3.「陰陽調和」
すべての食品は「陰性」「中庸」「陽性」に分類される。
例えば「陰性」のものは牛乳・トマト・ナス・熱帯産果実など。中庸は玄米、「陽性」は塩や味噌・醤油・肉などです。マクロビでは、この陰と陽のバランスがとれていることが良いとされています。
つまり、マクロビとは「その土地の旬の物を、丸ごと、バランスよく食べる」というのが基本なんです。
あれれ?そう考えると、なんだか急にマクロビがシンプルに思えてきませんか?
まずは調味料選びから始めてみよう
私がマクロビ初心者さんにおススメしたいのは、まず「基本の調味料から変えること」です。
マクロビの基本は、シンプルな味付け。基本的には少量だけ素材の味を引き出す程度に使います。でも、だからこそ良質な調味料を選ぶことが大切なんです。
マクロビでは「塩、醤油、味噌」を基本の調味料として使うので、まずはこの3つを変えるだけでもかなり違いますよ!
私も調味料を本物に変えただけで、料理の腕が格段に上がっちゃいました!
選び方のポイントは、
・「添加物・化学調味料は使わない」
・「無農薬・有機栽培された素材を使い、昔ながらの製法で作られたものを使う」
という2点です。
それでは代表的な調味料をそれぞれ見ていきましょう!
「塩」
無精製の、海水から作られた自然塩を使いましょう。良質の塩はミネラルを豊富に含んでいます。塩選びは本当に重要で、良い塩を使うと、料理の味が格段に良くなりますよ!良い塩にはほんのりした甘みと旨み、コクがあり、素材の味を引き立ててくれます。
「醤油」
無添加で、丸大豆、小麦、天然塩などの、自然の材料を使った醤油を選びましょう。
現在、スーパーなどで一般に売られている醤油の多くは、添加物が含まれていて、短期間で熟成されています。一方本物の醤油は、昔ながらの製法で、じっくり時間をかけて熟成させたもので、1年から3年ほどかかります。
本物の醤油には、一般の醤油には無い旨みがありますよ。
「味噌」
昔ながらの製法で作られた、無添加で熟成期間の長いものを選びましょう。醤油と同じように、一般に売られている味噌は、長くて半年程度と短期間で作られているものがほとんど。本物の味噌は、熟成期間が1年から3年ほどかかり、添加物を使用していません。
本物のお味噌は、まろやかで深みがあるんですよ!
「甘味料」
白砂糖は使わず、てんさい糖、黒砂糖、米飴、メープルシロップなどを代用品として使いましょう。白砂糖は精製される際にミネラルやビタミンが失われていることに加え、急な血糖値の上昇を招いてしまいます。
我が家では、甘味料として主にメープルシロップを使っています。慣れるととても美味しいですよ。
まとめ
1.マクロビは、日本の伝統食をベースとした玄米菜食を実践する食事法
2.マクロビの3本柱は「一物全体」「身土不二」「陰陽調和」※その土地の旬の物を、丸ごと、バランスよく食べるということ!
3.初心者さんはまず調味料を変えてみるのが正解!
本物の調味料は、一般のものに比べると値段は高いのですが、その分良質で味が良く、栄養の面でも優れています。
いきなり完璧を目指す必要はありません!まずは基本の調味料を本物に変えて、本来の味覚を取り戻すことから始めてみませんか?